オフィス・エコー(以下E):まずはリヴァックスさんが展開するワンルームブランド「REISM-koko」について、あらためて聞かせていただいてもよろしいですか?

矢沢慎一郎氏 (以下Y):実はうちの会社はもともとワンルームを投資商品として、個人投資家の方に販売している会社なんですよ。そのなかで新築で開発を続けるよりも、古いものを活かしていくということがいいと感じてリノベーションを始めました。

E:そうだったんですね。初めて知りました(笑)

Y:それでワンルームは基本ひとりで住むものなので、完全にその人の「好み」で突き抜ける商品を作ることができるんじゃないかと。誰にも邪魔されない自分だけの空間として。
ただ現実は画一的な選択肢しかなかったわけですよ。

E:たしかにお洒落なワンルームってないですよね。かたちもなんとなく同じですし。

Y:そこで個々の、各々の好み・ライフスタイルのベースになって、生活のリズムを楽しめるような空間を提供していくことで「REISM-koko」が誕生しました。

E:立地や築年数のような既存の価値観だけではなく、個人の趣向や感性でも部屋を選べるっていう商品ですよね。

Y:そうなんですよ!いわゆる物件の条件検索よりも、一枚の写真で部屋を決めるというのも大げさな話ではないんですよ。

E:なるほど。
ワンルームって最初の一人暮らしだと思うんですけど、そこの質が向上することで、住み手の意識も変わっていい住宅が増える可能性があると考えると、すごく大事で奥が深いですよね。
話が変わりますけど、なぜうちの会社に?


Y:うちの社員のひとりがCET(セントラルイースト東京)のインターンスタッフをやっていたのがきっかけで、日本橋におもしろい会社がありますよって。
それでホームページをみたら事務所に行ってみたくなって、実際に足を運んでしまったと。

E:そのときは普通にビール飲んで雑談した気がします(笑)。

Y:でもその後に新しいシリーズのご提案をいただいて。
これはすぐにやりたいなと思ったんですよ。個人的にも好きなテイストだったので。

E:実際に物件が出てきて、いざやるぞってなったときに困ったことやトラブルなどはありましたか?

Y:トラブルは特になかったですね。物件が出てきてというよりも、ワンルームは細長いものが多いので、カウンターをつくる前提でピタリとくる物件が出てくるまでが大変でした。

E:たしかに。物件のお話しいただいたのは、提案してから半年後くらいだった気がします。
実際の出来上がりはイメージ通りでしたか?

Y:イメージ通りでしたね。いやイメージ以上でしたね(笑)

E:本当ですか?ありがとうございます!

Y:最初の物件ではオープンルームをやりましたが、来てくれたお客さんからも「いいですね」って言葉をかなりいただきましたよ。結構業界関係者も来てくれて。
他の物件じゃそんなに来ないんですけどね(笑)

E:カウンターは個人的にかなりよく出来たと自負してます。
ところで、床材に古材を使うことに抵抗はありましたか?

Y:たしかに抵抗はありました。メンテナンスや日常生活にどのような影響が出るのかの2点で。

E:
そうなんですよね。自分で提案しておきながら賃貸で使うの初めてだったので。非日常的な素材を賃貸物件という日常空間に用いることに、若干抵抗あったのは事実です。

Y:でもそれも含めて今後の検討や改善していければいいなと。通常なら二年後に入退去のタイミングがくるので。使い込むほど味が出る古材なので、メンテナンスフリーになるのが理想ですね。

E:
完成した時の感想などは?

Y:中古マンション、特にワンルームはドアを開けた瞬間に「いいな」って思えるかが、勝負な気がするんですよね。この物件はキッチンがすぐに見えなくて、廊下から感じる床材の雰囲気やワクワク感と、中に入ってから見えるカウンターもいい感じですごく良かったですね。

E:
社内や入居者さんの反応はどうですか?

Y:社内では実はこのシリーズが一番好きだって声が結構ありますね。お客さんの反応もすごくいいですね。
他のシリーズだとエッジがかなり効いているものもあって、ターゲットもかなりコアだったりしますが、iCafeはターゲットもわりと広くイメージできますね。

E:
今後の展開は?

Y:ひとつひとつの完成度を上げていくことと、やっぱり数は増やしていきたいですね。それと平行して単身者のライフスタイルに影響を与えるモノとかイベントとか、オンもオフも含めてREISMのテイストを伝えていければと思います。同じ空間が好きな人たちのコミュニティ形成のきっかけになれば面白いかなとも思います。
ワンルームに住むのって一生のうちの何年かと思うんですけど、その一定期間だけを思い切り楽しめるものになればいいですね。

E:
いやぁワンルームは奥が深いですね。
これからも頑張ります。ありがとうございました!




 




この部屋が(ビフォー)






こうなりました(アフター:第1弾のカフェ部屋)






味のある古材の床






オープンルームではこんな感じに