ガス管を使った照明器具や、個室につけたポストの投函口、収納の既存扉のグラフィカルな塗装など、いたるところに施主のセンスと遊び心のつまった空間となっている。多摩川を望むキッチンの腰壁は黒板塗装。背面には業務用のステンレス吊り戸棚や作業台を配置。無塗装の躯体とラフなフローリングの組み合わせも絶妙で、飲食店のオープンキッチンのようでもある。